12期生
2025年度ゼミ展「unknown tools -かたちのない道具-」
2025/10/02
2025年6月11日〜14日、12号館地下展示室にて12期生ゼミ展「unknown tools -かたちのない道具-」を開催しました。
私たちが「日常」と呼ぶものは、実は一瞬たりとも同じ姿をとらない、揺れ動く現象の世界です。繰り返しのように見えて、二度と起こらない特別な瞬間に満ちている。そんな日常のなかに潜む小さな喜びや微かな違和感に目を凝らすことで、世界の新たな見方を見出すことができるのではないかと考えています。本展は、科学博物館にある普遍的・科学的な世界観から生まれた道具と、民俗資料室に残る地域の暮らしを支えた民具とを起点に、現代の私たちの生活環境に潜む「未知の道具」の姿を探る試みです。
物質を通じて、まだ名前のない感覚や概念を形にする力。
鈴木ゼミが追求してきた「日常の皮膜」を見破る眼差し。
これらを手がかりに、12名のゼミ生はそれぞれの視点から「道具の概念」を拡張し、制作に取り組みました。
そこにあるのは、道具のようでいて道具ではないもの。
あるいは、道具になりかけているかもしれない、何かの兆し。
既存のカテゴリーに収まりきらないこれらの作品は、見慣れた日常の景色に裂け目をつくり、生活や環境のあり方を問い直す装置として立ち上がります。



展示作品はこちらのページで紹介しています。
https://suzukiseminar.com/12th-seminar/
2024年度ゼミ展「SUPER★PLAY」
2025/04/28
2024年11月28日〜12月3日、14号館地下展示室にて12期生ゼミ展「SUPER★PLAY」を開催しました。
私たち鈴木ゼミは、日常の見慣れた事象を捉え直しものの見方を変えるあらたな方法を探求しています。
ゼミ生が自らの経験や記憶の中からデザインや表現の糸口を見出し、社会の中にある物事の枠組みや領域にとらわれない自由な活動の場を目指しています。
本展のテーマは「あそぼう」です。
何を使ってどう”あそぶ”のか、はたまた何と”あそぶ”のか。ゼミ生一人ひとりが定義した”あそび”を提案するかたちで実現した今回の展示では、実際に体験できる作品が多く展示されております。
「SUPER★PLAY」というタイトルの如く、私たちが超絶遊戯する様をどうぞご覧ください。
本展が皆様にとって新たな”あそび”をみつけるきっかけになれば幸いです。



展示作品はこちらのページで紹介しています。
https://suzukiseminar.com/12th-seminar/