12期生ゼミ展

『SUPER★PLAY』-善場 愛

2025/04/28

 

《てあそび》木材、モーター 180×100×80

日常の中で何気なく行う仕草、手遊び、暇つぶしそれらの動作を機械にさせる。
人の普段特に気にも留めない行為だからこそ、動きの共通点があること、1人1人の癖や個性が現れることに気づく。

 

『SUPER★PLAY』-飯村胡春

2025/04/28

 

《情報の往来》充電ケーブル ほか 10×2000×1500

私たちの身の回りにはたくさんの物で溢れている。
物ひとつひとつは使う用途も場面もさまざまだ。
食べ物、仕事道具、日用品、いつも使う物に限らずいつの日か手に取ったことがある物、あの人が使っていた物、どこかで見かけたことがある物。
用途、色、素材、名前、成分、現象などひとつの物には多くの情報がつまっていて、一見バラバラに感じられる物と物の間には繋がりが流れて、往来しているように感じる。

 

『SUPER★PLAY』-岡田玲子

2025/04/28

 

《エンドテープ》ハンドラベル、ハンドラベラー サイズ可変

このシールの名前、エンドテープだと思ってたけど、どうやらハンドラベルというらしい。
機械はハンドラベラー。
いつも働くこいつ、この機会に遊ばせてみる。

 

『SUPER★PLAY』-川野莉里花

2025/04/28

 

《折り目の空間》ット紙 サイズ可変

この作品では、写真に意図的に折り目を加え、空間内で自立させることで、平面的な二次元のイメージを立体的な三次元の存在へと変容させます。
折るという行為は、写真の構図を意図的に崩し、新たな視点を生むとともに、空間との対話を引き起こします。
さらに、展示空間において折り目は、写真と展示室の相互作用を生み出し、写真が物体としての存在感を持つことを強調しています。

 

『SUPER★PLAY』-小出柚羽

2025/04/28

 

《動物衣替え-しまうま編-》写真、ゼブラ生地 2000×2500

私は競馬場でバイトしています。

馬との距離はけっこう近くて、その日もボーっと馬を見ていました。

目を疑いました。

きっとあれは馬主関係者でしたが、しまうまのような柄の服を着たおばさんがいたのです。

それから私は考えました。

馬はどう思ったのでしょうか。

おばさんはなぜあの服を着てしまったのでしょうか。

気になってしょうがありません。

これが、“動物衣替えプロジェクト”のはじまりです。

 

『SUPER★PLAY』-コウ シュゲン

2025/04/28

 

《輪郭の記憶》冷凍庫、氷 ほか 850×710×520

廃棄された生活用品の外包装を鋳型とし、その内部に水を注ぎ冷凍することで、一瞬の「輪郭」が形を与えます。
冷凍後、外側のプラスチックなどを取り除くと、かつての鋳型が残した記憶が、透明な氷の彫刻となって現れます。
形はやがて溶けて消えるものの、その一瞬に日常の廃棄物が新たな物語を生み出します。

 

『SUPER★PLAY』-神藤真杜・田中日和

2025/04/28

 

《Super Compression》圧縮袋、MDF 900×2400×400

部屋のスペースの確保に大きな貢献をしてくれる圧縮袋。
本来圧縮されない素材。
これはオルタナティブな圧縮袋のありかた。

 

 

『SUPER★PLAY』-杉山心菜

2025/04/28

 

《やわらかい足枷》スツール、綿ロープ サイズ可変

「ロープで編んでみよう」

「イスにロープで編んでみよう」

「イスとイスをロープで編みつなげてみよう」

このイスたちは、手遊びの連鎖でつながれている。
思いつきの連続の中に、イスのあたらしい姿が見えてくる。

 

『SUPER★PLAY』-塙 快崚

2025/04/28

 

《unclear》ポラロイド 107×9152

104枚の並べられたポラロイド。
これはかつて誰かが撮影したものだ。何故撮影されたか真相は全く分からない。だが私達はその理由を考える事ができるはずだ。

 

 

『SUPER★PLAY』-松原駿人

2025/04/28

 

《Reverse footwalker》スニーカー、ズボン、木材 250×350×300

昭和時代の子供のあそびとして有名な「缶ぽっくり」から着想を得たこの造形物は、ひとたび乗ればまるで地球の内側から足だけが飛び出てしまった人の足裏によって自分の体を支えているような奇妙なビジュアルを生み出します。靴紐を引っ張りあげて、足裏から伝わる重力を感じながら、25センチ高くなった世界をお試しください。

 

 

『SUPER★PLAY』-吉富彩華

2025/04/28

 

《5meters縄、砂 12×250×450

まだ小さい頃、放課後によく大縄をして遊んでいた。
遊んだあと、砂が靴の形を真似ているのが好きだった。
縄と砂の交わりを、足跡というフォルムを介して永遠のものとする試み。