中島優衣×松本加奈 

空デは一番何者でもない学科で多様性に溢れていて、一番魅力的に感じた。

松本:大学2年からは、インテリア?

中島:1個めはインテリア、次はファッション、ユニフォームって制約があるもの、感覚ってより、ぎちぎちに制約がある方が好き。デザインの方が好き。内面を他者に見てもらう。内面を人に評価されるのは嫌いかもしれない。人に求められている。正解がわかるデザインの方が好き。あと最後は太田さんを選んだな。

松本:ノアの箱舟か、色々選んだね。

中島:そうなんだよね。ミニチュアが好きなのよ。シルバニアファミリーが好きな理由の一つに、窓から部屋の中を見るのが、好き。クリスマスの夜とか、幸せな家族像を雪の降る外から見るのを想像するのが切ないけど好き。

松本:俯瞰が好き?

中島:そういう感じかも、インテリアを選んだのも模型が好きだからなのだよね。

松本:何故に鈴木ゼミ?

中島:最初は五十嵐ゼミに行くものだと思ってたのだけど、三年のオリエンテーションで鈴木ゼミの説明の時に「ショーウィンドウのディスプレイの仕事に就いた人もいるよ」って言ってて。その一言で、そうじゃん、私やりたいことそれじゃん!となっちゃったんだよね。ショーウィンドウの中っていうのも非日常がその中にある。その状況に魅力を感じてて、通ずるものがあるかな、と思って入っちゃった。

松本:じゃあ割とすぐ決めたんだ。

中島:楽しければいいかなって笑。

松本:わかる。鈴木ゼミはやることを、自分で見つけるゼミだよね。

中島:自分はやらなくていいものはやらない性格、だからこそこのゼミに入って自分から動く力をつけたいとも思ったんです。

MY DESIGN HISTORY 中島優衣

松本:わかるな、私も自分次第で左右されることを魅力に感じて入った節があるな〜、ちょっと加入理由にてるかもしれないな。今やりたいことは?

中島:?今かぁ、今ね〜強いて言うなら羊毛フェルトかな。

松本:(まさかの方向)かわいい。

中島:シルバニアファミリーがやはり好きで、かわいいうさぎとか作りたい…。フェルトを買ったところです(春休み明けだが、完成しているのか気になるところ。)あとはゲーム、キムタクのやつ。歌舞伎町でヤクザを殴るゲーム。

松本:ピエール瀧とかでてる、最近CMやってるやつ?

中島:そうそう!だから買ったんだけど…。

松本:ピエール瀧好きなんだね〜。

中島:大好きなんです。

松本:何か他に活動してたりするの?

中島:一応他大学の舞台サークルに美術で入ってて…。サークルって大学の内しかできないなと思って春(2018)に入ったのだけど。

松本:3年の春か!思い切ったね〜、でもなんとなく、通づるものがありそうだな。

中島:そうなのよね笑。この前訳あって役者として出なきゃいけなくて、ラスト10秒だけの役なのに心臓バクバクで、みんなこれを1時間くらいやってるんだと思うとヤベェって思う。

松本:役者ってすごいよね、本当じゃないことを本当みたいに見せる。本当じゃなことを本当みたいな顔して言ってる。面白い現象をやってるなと毎度思う。やってみてどうだった?またやってみたい??

中島:やってみたい、、、かな。

松本:いいじゃん!!!!

中島:松本さんは、美術を始めたきっかけはなんだった?

松本:絵に触れ始めたのは祖父の存在が大きかったかも。すごく絵が上手い人で、いつもポッケに紙と鉛筆が入っている人でした。両親は共働きだったので、祖父母の家に預けられることが多く、その時の暇つぶしといったら絵を描くことと裏山に行くことだったりでした。

中島:お父さん、お母さんお仕事は??

松本:両方とも弦楽器奏者です。

中島:すごっ。

MY DESIGN HISTORY 松本加奈

松本:影響なのか、流れなのか、わからないけど、一応自分も弦楽器を習っていたのだけど、父親からスパルタで教えられてたよ。毎晩父親が帰ってきた音が聞こえると自分の部屋に駆け上がって寝たふりをしてた(笑)。自分はできていたとか、比べられる言葉がものすごく嫌いだった。もちろん父親はうまくて、一番の見本が一番近くにいるのもプレッシャーの一つだったかもしれない。その発散のひとつに絵を描くことも入ってたかも。

中島:中学は女子美に進んだんだね。それは何かきっかけがあったの?

松本:小1から小6まで絵画教室に通っていて、絵が好きだったというのも大きいのだけど、母親の友人が女子美出身で、そこで存在を知ったかな。結構遠慮しがちな幼少期だったのだけど、初めて何かいきたいとかやりたいとか意思表明を出したかもしれない。入学して一週間くらいで祖母に、「私変じゃなかったよー」と言ってたらしく、、、どこかで窮屈に感じながら生きてたのかもなと感じました。

中島:そのまま女子美の大学には進まなかったんだよね。武蔵美でしかも空デを選んだのはなぜ?

松本:高校の時に、今ついているNoriko Nakazato(ファッションデザイナー)のアシスタントを色々訳ありやらせてもらうことになったの。ノリコナカザトは空間と服で見せるアプローチをする人で、エレガントとミステリアスが混じる世界観に圧倒されて、もっと関わっていきたいと思った人でした。それを彼女も受け入れてくれて生む場に呼んでもらえるようになったんです。外部の人たちと触れる機会が多くなって、もっと外の世界を見たいと思った。それが今自分の中で動けることとして外部の大学に進学することを徐々に考えていったかな。空デは一番何者でもない学科で多様性に溢れていて、一番魅力的に感じた。自分が関わっていることに近いと思ったし、受験を決めたかな。今は入ってよかったなと思ってる。

中島:それは何より、なるほど、なんとなく今までやっていたことと違うような感じがするけど、そこからなんで鈴木ゼミを選んだの?

松本:最初は小竹ゼミを選んでいて。小竹教授の考えやアプローチ学びたいことはたくさんあったのだけどプロセスがあまりに他の子と違うような気がして、「なぜそうなるのか」「どうして」っていう整合性があることが私にとって面白くて大事で、ビジュアルやおもしろさが先行していくゼミの中で、自分の存在、考えががゼミにとってストッパーになってしまうんじゃないかって感じる時期があった。これは良い存在でも悪い存在にもなりうると思うのだけど、そう思った時にはもう小竹さんに抜けますという話をしに行ってた。そのあと研究室に相談したら鈴木ゼミの話が出た。鈴木さんの授業は受けたことがなかったのけど、自分次第で変わっていく、進んで行くゼミっていうのは大きかったかも。自分のポテンシャルも上げていきたいから自分がどれだけ動くかで決まってくることに萌えた。

中島:私も受けたことなかった!そういえばゼミ決めの話を鈴木さんのところに聞きに行ったとき、一緒だったよね。今後は何をやっていく予定?

松本:一緒だった〜〜〜。自分が魅力的、みんなに必要だと思う人にスポットライトを当てることが自分のやりたいこと、やるべきことだなとここ1年くらいフワフワ考えていてやっと色々動き出しそうな感じです。最近やっていたのは密着。4ヶ月くらい彫刻学科の友人の卒業制作の様子を密着ドキュメンタリーを撮ってました。すごく面白かった。今絶賛編集中。

中島:ありがとうございました。