橘田花梨

 

『みられみる』

ティッシュ、半紙

 

頭の中には自分しか知らない自分の世界が存在する。

それは目に写っているものとそこから広がる空想が混ぜ合わさってできている。

進むほどに変形していくこれは、考える時間が増すほどに広がる私の空想を表している。

 

 

─卒業制作にはどんなテーマで取り組みましたか?

ゼミで自己と他者について考える機会があったことから、自分について考えることが増えました。そこから自分自身をテーマにし、なかでも自分の負の部分に焦点を当て形にしようと思い取り組みました。

 

─制作を通して気づいたことや変化はありましたか?

自分の負の部分は自分が1番分かっていたつもりでしたが、知らないうちに避けてきたことに気がつきました。今回、自分の負に向き合うことで21年目にしてやっと自分を理解できた気がします。
自己を他者に理解してもらうこともまた難しいと感じます。言葉にできないものをいかにして他者に伝えられるか、いま自分の感じているものは他者にとってどう感じられるのかなど、生活する中での色々な場面で他者について考えるようになりました。

 

─これからどんなことに取り組んでいきたいですか?

自分の中のイメージや考えを立体でも絵でもさまざまな手法で形にしていきたいです。

 

─鈴木ゼミで学んだことはなんですか?

自分だけでは思いつかなかったであろうアイデアや知らない話が聞けて、とても頭が柔らかくなった気がします。いろんな人に触れ合って意見を交換することが1番自分を成長させてくれるということを学びました。