岩村朋佳

『fish』
ミクストメディア

 

大学4年間、目的もなく移動を繰り返した。
知らない風景に、少し懐かしい風が吹く。
私はかつて違う体で、そこにいたのかもしれない。

 

 

─卒業制作にはどんなテーマで取り組みましたか?

今まで自分が直感的に行動していたことを考えなおして、問題を探り、見つけたものを卒業制作にあてました。自分がまだ気づいていない様々なことが含まれている気がします。意識していたことは、「視野への違和感」と「自分と世界の繋がり」です。

 

─制作を通して気づいたことや変化はありましたか?

分からないまま行動していた期間がニ年と、ただ生きていた時間が十数年ありましたが、すべて大切な時間でした。卒業制作は、それらが強制的に発芽させられる場所だったと思います。
自分のことをとことん疑って、信じることの繰り返しが大切だと知りました。

 

─これからどんなことに取り組んでいきたいですか?

良い流れと良くない流れを理解して、適度に揺らされていたいです。

 

─鈴木ゼミで学んだことはなんですか?

ふらっとゼミに行き、「なんだろう?」と疑問に思ったことを、他の場所や本の世界に見出せたことが楽しかったです。ゼミでは、たくさんの「わからない」に触れることができました。
また、自身の行動に対しての意見をもらい、バランスを正す場所でした。

 

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