山本菜央

 

 

『曖昧な名前の庭で私たちは確かな夢をみている 』
ミクストメディア

不確かな出来事がどこかで繋がりをもつこと。
今と昔、リアルとフィクション、わたしとだれか。
境界線がなくなって、わたしたちは確かになっていく。

 

 

─卒業制作にはどんなテーマで取り組みましたか?

「存在すること」について考えながら制作しました。
確信の持てない過去の自分について掘りさげて、「今そこにあるもの」を探しました。不確かなものが私の中から抜け出して、誰かの不確かさと繋がりそこに存在することを目指しました。

 

─制作を通して気づいたことや変化はありましたか?

世界が「球」のかたちをしていることに気付きました。
線で◯を描いても球を作ったことにはならなくて、ものを生み出すということは、ただ輪郭線を引くことではないのだと思いました。どこを切り取るかで見えてくるかたちは違っていて、正面も背面もない感覚が新鮮でした。

 

─これからどんなことに取り組んでいきたいですか?

深く呼吸ができる場所をつくっていきたいです。

 

─鈴木ゼミで学んだことはなんですか?

1人で取り組んでいても意味を成さなかっただろうものに巡り会えました。ZINEやインタビューの課題、「_は_になるかもしれない」展など多種多様であったからこそ伝わるものを表現できたと思います。他の人がいるから自分のかたちができてきて、またたくさんの不確かさに触れることができました。