2期生

SUZUKI SEMINAR 2015 ARCHIVES

鈴木ゼミ2期生

2014年9月にスタートした鈴木ゼミ2期生。卒業までの1年半の間に3回の展示、ゼミ室で行なったワークショップなどをはじめ、日々取り組んできた様々な活動の痕跡を記録し残すことにしました。B5サイズの封筒の中にはイベントごとにふさわしい形式を選び編集した5種類の冊子、それらを総括しつつ、そこからこぼれ落ちた小さな情報を拾い集めたゼミの地図のようなものが入っています。この記録集は鈴木ゼミ2期生メンバーが卒業後に自分たちの足跡を辿ることを第一の目的とし、さらにわたしたちの活動に興味を持ってくれた方々にも追体験できるようなものを目指しました。

 

 

ゼミロク

鈴木ゼミ2期生の活動の記録をすごろくの形式で紹介しています。『ゼミロク』で遊べばわたしたちの一年半を追体験できます。展覧会から授業中の小さな出来事まで垣間みることができ、また特別講師の方々の授業内容や、ゼミで行った課外授業も収録しています。

裏面は課外授業のアーカイブ

 

 

 

 

生活

ゼミに分かれてすぐの12月に、鈴木ゼミ生2期生として初となる展示を開催しました。まだお互いのことをあまり知らない中、それぞれの自己紹介を兼ねた展示となりました。そこで記録集として編集するにあたり各々の作品の紹介文を他のゼミ生が書くという他己紹介の形式をとることにしました。

生活展  展示風景
作品紹介は他己紹介の形式をとっている

 

 

 

はかる

鈴木ゼミ2期生4年次に開催した、『はかる-OPEN SEMINAR-』展の冊子です。ゼミ室をリニューアルするという目的で始動し、「はかる」というテーマを掲げ道具や什器を考え制作。ゼミ室を公開するという形で展示しました。この冊子には作品の詳細、ゼミ室とその後のオープンキャンパスでの展示風景、ゼミ展でのワークショップ、またゼミ生の「○○の標本」を収録しています。

作品紹介『はじまりの黒板』提案者:近藤千夏
ゼミ生各々の「○○の標本」
作品(左から)『紙ヒコーキ』提案者:山田光紗  『紙の空間定規』提案者:新井風馬 牧野エリカ
作品(左から)『擬態収納』提案者:市岡一恵 『そのき棒』提案者:園木智子
作品『目線のイス』
はかる展 展示風景

 

 

湯場・手の石鹸

4年次の夏にゼミ生の市岡さんがバイトをしている富士見湯健康セントーにて有志メンバーで展示をしました。はじめての学外展示が銭湯という生活に根ざした空間で、どのような展示をすればお客さんによろこんで貰えるかを考えつつ、銭湯という空間についても深く掘り下げて考える機会となりました。作品づくりだけではなく鈴木さん主導で「手の石鹸」のワークショップを行いました。冊子には、後日参加メンバーで展示を振り返る対談が収録されています。

湯場 展示風景

ワークショップの風景をまとめたもの
鈴木先生とゼミ生によるワークショップ

 

 

遠足のレシピ集

鈴木ゼミではゼミ生による授業(30分程度のワークショップ)を行なってきました。各々が企画しみんなを巻き込みつつ、新たな発見があるワークショップはまるで机の上の遠足の様です。ここでは過去に行なった授業を振り返り、必要な物や手順を“レシピ集”としてまとめました。

広げると内容や手順が書かれている
授業風景

 

 

鈴木康広「見立ての実験室」客員研究員スケジュール

2014年11月に金沢21世紀美術館にて開催した鈴木康広「見立ての実験室」にゼミ生は客員研究員として参加。現地の方との交流や「見立て」を通してみた金沢の景色、金沢の旅行行程を振り返ることができるように記しました。また別冊の鈴木康広「見立ての実験室」のブックに挟むことのできるサイズ感となりました。

金沢「見立の実験室」風景

 

 

 

 

文章 近藤千夏

撮影 寺田茜